小さな会社のためのブランディングの基本100 THEORY
強みは、顧客の頭の中で完成する
特徴を強みに変えるために欠かせない視点があります。それは、「顧客から見たら、その特徴はどう感じられるのか」を考えることです。
自社の目線で特徴を並べても、それだけでは強みにはなりません。大事なのは、顧客の頭の中でどう“翻訳”されるか、です。
たとえば「駐車場の広さが地域で一番」という特徴。これは会社側の事実ですが、顧客から見れば「いつ行っても停められる」「混んでいても安心して行ける」という価値になります。特徴が、顧客にとっての“安心”や“便利さ”に変換された瞬間、初めて強みになるのです。
こうした変換を一度きりで終わらせないことも重要です。特徴を顧客志向でとらえ直すことは、特別な取り組みではなく、日常の姿勢そのもの。ポイントは、「ちょっとしたことでも顧客志向で考える」という文化を育てることです
小さな気づき、小さな工夫は、単体では目立ちません。けれど、それが積み重なると、気づけば真似されにくい、大きくて強い強みになっています。強みは、ある日突然生まれるものではなく、日々の積み重ねの結果なのです。
