小さな会社が「ブランドになる」ための4つのシナリオ

ブランディングにはインナー(社内)とアウター(社外)があります。大事なのは取り組みの優先順位です。小さな会社のブランディングは、「インナーを整え、アウターへと展開する」、これが私たちの考えです。

なぜならば、大手企業にとってはマーケティングの一つですが、小さな会社にとっては「経営そのものがブランディング」だからです。社内にブランドに共感する人材とチームが存在しなければ、外部の共感を得ることはできません。

インナーブランディングは、「ミッションの確立」「ミッションの育成」、そしてアウターブランディングは、「ファンづくりの仕組み化」「世界観の構築」、この4つの掛け合わせが「小さな会社のブランディングのシナリオ」です。

私たちはこの4つのシナリオに基づき、「ブランディングプロジェクト契約」、「アドバイザリーボード契約」という二つの仕組みで、小さな会社のブランディングを個別に支援しています。具体的な契約内容、期間、費用等については、下記のアイコンをクリックしてください。また、契約についてのご相談等も、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。


小さな会社の「選ばれる理由」はミッションにあります

経営の目的は何か?会社が存在する理由は何か?何のために働くのか?………こういったご質問をすると、多くの経営者は面倒くさそうな顔をします。しかし、ブランディングに取り組む経営者は自社の考えを楽しそうに語ります。 ネットを通じて膨大な情報が日々更新されるいま、小さな会社であっても多くの人の目にさらされ、すぐに透明化してしまいます。世の中の人々が情報を通じて感じ取るのは、商品やサービスではなく「経営の在り方=ミッション」です。 この経営の在り方の実現こそが、小さな会社の「選ばれる理由」につながります。私たちが取り組むブランディングでは「ポリシー」「コンセプト」「カルチャー」の3つをセットにして「ミッション」として確立します。

ミッションを社員全員で育て、組織を自走させましょう

しかし、残念なことにミッションの確立でブランディングが止まってしまうケースが少なくありません。気づくと、ミッションはお題目、絵に描いた餅で終わっています。確立はゴールではなく、スタートラインに立っただけなのです。 ミッション確立のプロジェクトを通じて得たものがあります。それは確立と育成をいっしょに行うということです。経営者や幹部だけでなく、社員とともにワークショップを通じて、確立と育成の両輪を回す仕組みができ上がりました。 ミッションの育成には5つのステップがあります。「文言化すること」、「理解すること」、「対話を繰り返すこと」、「共感を生み出すこと」、そして「腹に落とすこと」です。腹に落ちた状態になると、ミッションは自走し始めます。

ミッションの確立と育成で会社は良くなるのでしょうか?

ところで、ミッションを確立し、育成することで、会社は良くなるのでしょうか。会社や店を継続させるのはそう簡単ではありません。矛盾を感じるかもしれませんが、ミッションは経営の土俵に過ぎません。 まずは、経営の土俵である、ミッションを整え、他にない独自のブランドのタネを蒔くことです。そして、ファンと世界観に手間暇をかけ、ていねいに育てていくことで「小さくても光り輝くブランド」が生まれます。 インナーブランディングとしての「ミッションの確立」「ミッションの育成」、そして、アウターブランディングとしての「ファンづくり」「世界観の確立」……この4つが重なり合うことで、ブランドは輝き続けます。

社員がファンになっている会社の足腰は強いのです

ファンとは、会社や商品が大切にしている「価値」を支持している人のことです。ファンづくりには外側と内側の二つがあります。どちらも大事ですが、まずは内側の「社員が自社の最強のファン」になることに取り組みましょう。 社員が最強のファンになる条件の一つは、「お客さまに共感してほしい価値と、社内のすべてのことが矛盾してない会社」を目指すことです。矛盾につながる阻害する要因を洗い出して解決していくことが求められています。 もう一つの条件は、音楽でいうチューニング(音合わせ)です。自社が大切にしている価値を伝える「対話」が必要です。給与や待遇をよくするだけではファンにはなりません。なぜならば、人は人にしか共感しないからです。

お客さまにファンになってもらうには仕組みが必要です

コロナ禍によって起きた変化は、これまでのビジネスの当たり前を大きく変え続けています。どの業種・業態も、これまでの商売のやり方やビジネスモデルを見直さざるを得ない状況にあるのではないでしょうか。 なかでも重要なのが「ファンを生み出し、維持する仕組み」の見直しです。変化の時代に生き残るためには、不特定多数のお客さまで終わるのではなく、より強いつながりを持ったファンになっていただく仕組みづくりが急務です。 ファンづくりに不可欠なのは、「目指すべき顧客の明確化」と「見込み客→新規客→再利用客→固定客→ファン」のプロセスを組み立てた仕組み階段づくりです。同時に「離反・失脚の防止」も外せない大事なポイントです。

世界観は一貫性・継続性のある顧客接点から生まれます

「世界観」という言葉を魔法のように感じる方が少なくありません。「世界観をつくることが大事」「世界観で顧客を魅了する」という言葉をよく耳にします。しかし、その多くは「自分をいかによく見せるか」に終始しています。 ロゴの変更やデザインの一新はブランディングの一部に過ぎません。残念ながら、この段階で止まっている企業が少なくありません。結果的に「ブランディングって成果につながらない」の一言で取り組みをやめてしまいます。 世界観とは「ブランドらしさを体現する独自性のある象徴」です。その源は自社が実現したい「ミッション」です。ミッションに基づき、一貫性のある顧客接点を継続的に展開することで、独自の世界観を創り出すことができます。