CASE 03 デザインプロジェクト/生徒募集案内・コンセプトブック

健常児と自閉症児がともに学び、
生活を楽しむ学園

学校法人 武蔵野東学園(東京都武蔵野市)
常務理事 清水信一さん

武蔵野東幼稚園・武蔵野東高等専修学校

武蔵野東学園ホームページ

https://www.musashino-higashi.org/

健常児と自閉症児がともに学び、生活を楽しむ学園

東京都武蔵野市に幼稚園2園、小学校、高等専修学校、小金井市に中学校を有する武蔵野東学園は1964年に創立されました。当学園の特徴は「健常児」と「自閉症児」がともに学園生活を楽しんでいることにあります。

現在、約1600名の園児、児童、生徒が在籍しそのうち約1/3が自閉症児です。ともに仲良く学び、お互いに良い影響を与え合う教育の在り方を、私たちは混合教育(インクルーシブ教育)と呼び、世界でもパイオニア的存在として高い評価を得ています。

学園の教育の二本柱は「自立教育」と「心の教育」です。健常児、自閉症児を問わず、幼稚園時代から高等専修学校生徒に至るまで、子どもの成長に応じ一貫して「自立への指導」を行っています。

仕事の始まりは同窓会で久しぶりにあったときから

私とクエストリーの櫻田社長は山梨県の同じ高校でともに学びました。クラスも同じだったこともあり、社会のこと、将来のこと、遊びのことなど、さまざまなことを話し合った間柄でした。

2013年に開かれた同窓会で久しぶりに再会し、旧知を温めているときに、当学園の取り組みを説明しました。興味を持っていただいた櫻田社長は、しばらくして当時私が校長だった武蔵野東高等専修学校を訪問してくれました。

私もクエストリーさんのブランディングに関心を持ち、ブランディングクラブに入会し、意見交換を重ねてきました。2014年には私が現在副会長をしております東京都専修学校各種学校協会で講演もしていただきました。

高等専修学校の募集案内パンフレットの制作を依頼

少子化のいま当学園のような独特の教育方針を持つ学園を運営するのは並大抵のことではありません。また、内部では理解、共有できていることをご父兄や先生に伝える難しさも実感しておりました。

とくに園児や生徒の募集は大事な活動であり、学園を理解していただくことから始まります。そこで大事になるのが募集パンフレットです。当学園の取り組みを理解していないと、表面をなぞっただけのもので終わってしまいます。

そのことをご説明し、2014年から高等専修学校の募集パンフレットの制作を依頼し、現在も続いております。何度も打ち合わせを重ね、デザイン、コピー、撮影、印刷を経て完成したパンフレットは重要なツールとなっています。

ぶれない軸づくりを目的にしたコンセプトブック

2015年には武蔵野東幼稚園の園児募集のツールとしてコンセプトブックの制作を提案していただきました。年月を重ねるごとに、教育理念や方針に対して先生や関係者の間でもさまざまな解釈が生まれます。

また、幼稚園設立当初を知る先生が少なくなったいま、他の幼稚園、保育園、子供園との明確な差別化のためのシンプルでわかりやすいコンセプトストーリーが求められているのを感じておりました。

そのタイミングで「ぶれない軸づくりが必要」という提案を受け、園長をトップにしたチームが作られ、5ヶ月間をかけて話し合いが行われました。そして、「私が好き、あなたが好き」という幼稚園のコンセプトが誕生しました。