小さな会社のためのブランディングの基本100 THEORY
小さいことはメリット
小さいことは、決してデメリットではありません。見方を変えれば、大きなメリットです。規模が大きいことは大手企業の強みですが、その分、意思決定は遅く、小回りも利きにくい。対して中小企業は、少数精鋭でスピード感を持って動ける。その機動力こそが、最大の強みです。
この特性を活かすなら、選ぶべき経営のシナリオは明確です。大手企業は「広く安く売る」ことで、薄利多売でも成り立ちます。しかし、それを中小企業が真似すれば、価格競争に巻き込まれ、必ず行き詰まります。
中小企業が進むべき道は、「狭く高く売る」ことです。対象を絞り込み、価値がきちんと伝わる相手に、納得して選ばれる価格で届ける。小さいからこそできる深さと密度が、価格以上の価値を生み出します。規模を追わず、意味を深める。その姿勢が、中小企業の持続的な経営を支えていきます。
