ブランディングメール 2023年10月 | 株式会社クエストリー | 小さくても光り輝くブランドになる 

ブランディングメール 2023年10月

1日 4397【人材が経営を左右する】
業績を伸ばし、事業を継続させるための資源を経営資源と呼び、「ヒト、モノ、カネ、情報」の4つが挙げられます。モノとカネと情報は、ヒトが活用することで資源になります。ということは、最も重要な経営資源は「ヒト」です。今月のテーマは「人材が経営を左右する」です。
2日 4398【ヒトが経営資源の出発点】
設備や機械、お金、顧客情報、技術やノウハウ……これらを活用するのは一人ひとりの社員です。ヒトが経営資源の出発点である理由はここにあります。人材の採用・定着・成長が経営を大きく左右することは間違いありません。具体的な対策が打ち出せているでしょうか。
3日 4399【やる気が生まれる環境づくり】
人材育成は経営の重要課題ではあるが、実際には何から手をつけたらいいのかわからないという経営者が少なくありません。また、取り組んでも成果につながらないと嘆く方もいます。ポイントは社員の力の源である「やる気」です。やる気が生まれる環境をつくりましょう。
4日 4400【変化は現場で起きる】
社員にやる気にあふれている会社とそうでない会社とでは、明らかに格差が生じます。なぜならば、外部環境の変化はまず現場に現れるからです。変化の芽をキャッチし、社内で共有し、対応策を素早く立案する……やる気のない社員の集合体ではこれは到底実現できません。
5日 4401【やる気を失っていく要素】
やる気は個人の問題という考えが根強く残っています。「やる気を出せ」という叱咤激励がその典型例ですが、それで解決できるでしょうか。個人の要素もありますが、多くは職場に問題があります。職場の日常には人がやる気を失っていく要素が数多く転がっているのです。
6日 4402【原因①:心身が疲労している】
職場の日常に転がっている「人がやる気を失っていく要素」の一つ目は「心身が疲労している」。プライベートの疲れは個人の問題ですが、オーバーワークになっていないかチェックが必要です。「根性で乗り切れ」という無言の圧力がかかっていることもあります。
7日 4403【対処法①:心身が疲労している】
過度なプレッシャーに長期間さらされるとタフな人でも精神的に消耗します。ときには突然プツンと糸が切れたように無気力になることもあります。精神的な消耗には兆しや兆候があります。これを見逃さず、タイミングよく声をかけること。「がんばれ」は逆効果です。
8日 4404【原因②:人間関係が悪い】
職場の日常に転がっている「人がやる気を失っていく要素」の二つ目です。会社やチームに貢献したいという気持ちは、仕事への原動力の一つです。しかし、人間関係が悪いとこの力は湧いてきません。いっしょに働く人たちの関係がやる気を下げる原因になります。
9日 4405【対処法②:人間関係が悪い】
人間関係の基本はコミュニケーションです。言葉だけでなく、態度や仕草も人間関係に影響を与えます。ひょんなことから苦手意識を抱くこともあります。関係に敏感すぎる人もいます。まずは、小さなコミュニケーションを繰り返し、人間関係が悪い原因を把握することです。
10日 4406【原因③:仕事に興味が持てない】
職場の日常に転がっている「人がやる気を失っていく要素」の三つ目です。一時的ならばいいのですが、長期的になると少々厄介です。「そんな甘っちょろいことをいうな」、そういって叱咤激励をしてもやる気は生まれません。興味を持てない理由があるはずです。
11日 4407【対処法③:仕事に興味が持てない】
仕事に興味が持てないことの理由に耳を傾けましょう。小さなミスがきっかけだったり、同じことの繰り返しに飽きてしまったりと、理由はさまざまです。つまらないと思える仕事でも誰かの役に立っています。仕事の目的を理解してもらうことが有効な対処法です。
12日 4408【原因④:意味のない無駄な仕事ばかりやらさせる】
職場の日常に転がっている「人がやる気を失っていく要素」の四つ目です。慣習で何となく続けている仕事、理由や背景の説明がないままやらされている仕事……つまりブルシットジョブ(クソ仕事)です。これが続くとやる気は失われていきます。
13日 4409【対処法④:意味のない無駄な仕事ばかりやらさせる】
これは会社や上司に責任があります。慣習で何となく続けている仕事はその意味を検討し、必要ないならば即やめる。理由や背景の説明がないまま仕事を依頼している上司に質すように指示する。部下は会社側の対応をしっかりと見ています。
14日 4410【原因⑤:正当な評価や報酬が得られていない】
職場の日常に転がっている「人がやる気を失っていく要素」の五つ目です。楽な仕事はありませんが、成果へのリターンが返ってくるのならばやる気が生まれます。しかし、努力が認められない、やってもやらなくても同じでは、やる気は減退していきます。
15日 4411【対処法⑤:正当な評価や報酬が得られていない】
この状態が続くとやる気はみるみる失われていきます。まずは、個人面談を通じて、成果に対する会社と本人の食い違いを明確にすることです。給与についても的確な説明が必要です。給与体系が不明確ならば会社に責任があります。早急に対処すべきです。
16日 4412【どうなりたいのか?】
他者からアドバイスを受けても、本人が伸びようとしなければ成長は望めません。「何度いっても変わらない」と匙を投げる前に、「本人は自分の成長をどう受け止めているか」を知る必要があります。アドバイスの前に「あなたはどうなりたいのか?」を確認しましょう。
17日 4413【「いわれたからやる」の繰り返し】
「どうなりたいのか?」がわかれば、後は行動を起こすだけです。目的が不明確のまま行動だけを押し付けると、「いわれたからやる」の繰り返しとなり、成長にはつながりません。上司の仕事はコミュニケーションを通じて「どうなりたいのか?」を明確にすることです。
18日 4414【やる気が生産性を高める】
やる気になった社員の生産性が高いことは感覚的に理解できると思います。あるコンサルティング会社の調査データによると、やる気あふれる社員は、そうでない社員に比べて生産性が2.25倍も高いそうです。いいかえれば、社員のやる気は利益に直結するのです。
19日 4415【目的と目標をつなぎ合わせる】
仕事を他人ごとで取り組んでいる社員、自分ごとで取り組んでいる社員、その差は個人の資質ではなく、会社の環境の違いです。前者に多いのは目標中心の経営(数字が先にある)、後者に多いは目的(ミッションが先にある)と目標をつなぎ合わせた経営です。
20日 4416【社会に貢献している実感】
仕事に取り組む動機が変化してきています。給与や待遇や福利厚生などは大事な要素ですが、仕事を通じて「社会に貢献している実感を得たい」と思う人が増えています。それが感じられなければ離職していきます。「自社は何を通じて社会に貢献するのか」、これを語れますか?
21日 4417【声なき声に耳を傾ける】
「この仕事にはどんな意味があるのか?」「上司は自分の仕事をちゃんと見てくれているのか?」「自分がやったことは会社の目的や目標に貢献しているのか?」、一見すると小さな疑問ですが、日々の仕事のパフォーマンスに大きく影響します。社員の声なき声に耳を傾けましょう。
22日 4418【人によって磨かれる】
一人だけで成長することはできません。人は人によって磨かれていきます。適切なフィードバックによって成長の手助けをしてくれる上司はありがたい存在です(これは上司の重要な仕事です)。あなたは、部下の相談に乗り、お手本を示し、成長の機会を提供していますか?
23日 4419【自分の役割を実感できる】
「一人ひとりに目標や課題を与える」のと「チームに目標や課題を与える」のでは、どちらの方が人は伸びるでしょうか?後者の方が伸びるように感じます。なぜならば、他者との関わりを通じて自分の役割を実感できるからです。仲間と生み出す達成感は仕事の醍醐味ですね。
24日 4420【褒める】
「褒める」と「認める」は似ていますが、その意味は異なります。前者には人の行為や行動を評価する感覚があり、成果などの結果に意識が向かいがちです。褒めることが必ずしも成長にはつながるわけではありません。褒める根拠が曖昧だと不信感につながることもあるので、要注意です。
25日 4421【認める】
「褒める」と「認める」は似ていますが、その意味は異なります。後者はその人のありのままの存在を受け止めます。感謝や労い、さらには尊敬も認めることであり、成果を生み出そうとしているプロセスに意識が向かいます。当然、見つけるポイントは、褒めるよりも認める方が多くなります。
26日 4422【うれしいと感じる言葉を添える】
相手を褒めることが苦手と感じている人は少なくありません。いきなり褒めようとしてもうまくいきません。まずは事実を受け止めて、認めることから始めましょう。大事なのは自分の気持ちを添えて、相手がうれしいと感じる言葉をさりげなく伝えることです。
27日 4423【3点セット】
「事実」と「気持ち」と「うれしい言葉」の3点セットをものにしてください。「コーヒーをいれてくれた」(事実)→「コーヒーをいれてくれてありがとう」(事実+気持ち)→「コーヒーをいれてくれてありがとう、いつも感謝しています」(事実+気持ち+うれしい言葉)。お試しを!
28日 4424【自走する組織】
会社の目的(ミッション)の確立はこれからの経営にとって必須事項です。同時に社員一人ひとりの仕事が、会社の目的と目標にどのようにつながっているのか、自分の仕事は何に貢献しているのか、これを理解できる仕組みが必要です。一人ひとりが理解することで、組織は自走し始めます。
29日 4425【理解は対話から生まれる】
会社の目的(ミッション)の理解は対話から生まれます。会議やミーティングの始まりは目的の確認からスタートしましょう。仕事に照らし合わせて、やることとやらないことを具体的に考えてください。目的を考える習慣が生まれることで、理解がさらに深まっていきます。
30日 4426【小さな喜びに敏感になる】
会社の目的(ミッション)を実現する行動から喜ぶ人や場面が生まれてきます。小さな喜びに敏感になってください。なぜならば、社員の間に目的(ミッション)への共感が生まれるからです。小さなことであっても、誰かが喜んでくれることは仕事への大きな動機となります。
31日 4427【人材育成の旗印を立てる】
人材育成の旗印は「自ら計画を立て、チェック・改善し、その目標の達成のために責任を持つ」人と組織づくりです。ここを本気で目指すことを宣言しましょう。そして、文脈に含まれる言葉一つひとつを社員とともに解釈してください。腑に落ちることで人は自ら動き出します。