ブランディングメール 2022年11月 | 株式会社クエストリー | 小さくても光り輝くブランドになる 

ブランディングメール 2022年11月

1日 4073 今月のテーマは「視点転換」です
11月のスタート、今年も残すところ2ヶ月となりました。本当に変化の時代だなあと実感します。しかし、安易にトレンドを追いかけてもいい結果を生むとは思えません。そもそも変化のスピードが速いのですぐに陳腐化します。大事なのは「視点を変える」こと。今月は「視点転換」について考えてみます。
2日 4074 「自動思考」を疑ってみる
コロナの感染拡大でリモートワークやオンラインミーティングが増えました。仕事は出社してやるもの、打ち合わせや会議は対面で行うものという当たり前が半強制的に変更となったわけです。このことから学ぶのは、「これはこういうもの」といった「自動思考」を一度疑ってみる、これって大事ですね。
3日 4075 「なぜ」を5回繰り返す
「なぜ」を5回繰り返して考える………これはトヨタ自動車で生み出された「トヨタ生産方式」と呼ばれる根本的な原因を探る分析手法です。「なぜ」は視点展開の有効な武器です。当たり前にやっていることを一度疑ってみて、「なぜそうなのか」と問いかけてみましょう
4日 4076 「異なる」ところに新たな視点あり
同業の動きや変化に敏感なのは悪いことではありませんが、新たな視点はなかなか見つかりません。それよりも異業種、異分野、異国、異質、異種、異性こそ大事。自分たちとは異なるところから新たな視点は生まれます。「異なる」ことや人や場面に、積極的に近づき、関心を持ち、歓迎し、交流しましょう。
5日 4077 日常の小さな体験を変える
発想や思考や行動は、長年積み上げてきた自分自身の体験からつくられています。それらを変えたいのならば、体験を変えるしかありません。いつもとは違うこと、好きではないこと、普段は選ばないことをやってみる………気分は乗らなくても、視点転換のためにトライする価値はありますよ。
6日 4078 1週間に会った新しい人
1週間に新しい人と何人会ったか確認してみてください。案外少ないのではないでしょうか。いつも同じ顔ぶればかりでは、居心地はいいかもしれませんが、ヒリヒリするような刺激は生まれません。対面でもオンラインでも電話でも構いません。まずは滅多に会う機会がない人と連絡を取ってみましょう。
7日 4079 一つのテーマを1日かけて考える
一つのテーマを考え続けることで、発想の枠組みを飛び越えることができます。1日かけて考えるテーマを前日に決めてスタート。もちろん、それだけを考えているわけにはいかないのですが、テーマが決まっていることで思考が長続きします。1日のなかで見聞することもテーマに紐づいてきますよ。
8日 4080 考えを書き出してみる 
頭のなかで考えていることを書き出してみましょう。ポストイットでも大きな紙でも自分の好みで選んでください。考えを書き出す(正確には書きながら考える)ことで、発想の視点がどんどん広がっていきます。うまくまとめようとしないで、メモでいいので数多く書き出すことがポイントです。
9日 4081 考えを絵にしてみる
昨日は頭のなかで考えていることを書き出すことを紹介しました。文字で書き出すだけでなく、絵にすることも有効です。「絵なんか描けない」と思わずに、いたずら描きや落書きの感覚で描いてみましょう。思考がジャンプする感覚を味わえるかもしれませんよ。もちろん文字と絵の併用もおすすめです。
10日 4082 知識をインプットする
視点転換のためのテーマを決めたとします。考えてはみたけれども、視点が広がらず、同じところで止まってしまう、これってよくあります。それはテーマについての知識が不足しているからです。テーマに関する書籍を5冊(何冊でも構わないのですが)購入して、まずは知識をインプットしてみてください。
11日 4203 アイディアは一晩寝かせてみる
視点転換につながるアイディアが浮かんできた。それを使った展開も広がっていく(俺って天才かも)、ところがやってみるとうまくいかない。こんなことってありませんか。アイディアは一晩寝かせてみる、つまりクールダウンすることです。もちろん、寝かせた結果、これはいけると思ったら即GOです。
12日 4084 話せば思考が広がる
一人で考え続けるのは簡単ではありません。すぐにあきらめたくなる、行き詰まってしまう、そんなことが多々あります。そんなときは誰かと話しましょう。話す、語る、述べる、論じる………これで思考がぐんぐんと広がっていきます。ただし、よく話を聞いてくれる相手を選んでくださいね。
13日 4085 イノベーション とは「新結合」のこと
日本では技術革新といった意味で使われるイノベーションですが、本来は「これまで組み合わせたことのない要素を組み合わせることによって、新たな価値を創造する」、これがイノベーションの本質です。異質なもの同士の組み合わせてみてください。新たな視点が浮かんできますよ。
14日 4086 場所が変われば、考えも変わる
考える場所を変えよう。場所が変わることで思考も変わります。いつもの会社のデスクではなく、カフェに移動しよう。電車のなかで考えるのもいいですね、自然豊かな場所もGOODです。一番おすすめなのは「旅に出る」ことです。遠くでなくても、近くでも旅はできます。すぐに旅の計画を!
15日 4087 よく寝ればアイディアが降りてくる
よく寝ましょう。睡眠不足のままでは視点転換はおきません。個人的にはよく寝た朝の歯磨き中に新たなアイディアが降りてくることがあります。15分程度の昼寝もおすすめ、クエストリーの仕事場には昼寝用のヨガマットがあります。煮詰まったらとりあえず寝る、これって本当におすすめです。
16日 4088 ネットをシャットダウン
アイディアを生み出すためにネットにしがみつく人がいますが、必ずしも得策ではありません。ときには「ネット断ち」が必要です。「たくさんの情報が切れ目なく受信される」「どこでもスマホでSNSを見てしまう」といった情報過多の状態を、ネットがつながらない環境で強制的に排除してください。
17日 4089 旅先で発想する
非日常のなかでアイディアを生み出しましょう。非日常は旅に出ることによって手に入ります。しかも、スケジュールが決まった旅ではなく、心の赴くままの旅がおすすめ。電車に揺られているとき、初めてのカフェでコーヒーを飲んでいるとき………そんな瞬間に思いがけないアイディアが生まれてきます。
18日 4090 どうせやるなら成り切ろう
ある男性のジュエリーバイヤーの話。商品のプレゼンのために、身につける女性の立場で考えようとしてもアイディアが浮かばない。そこで女性になり切るために、彼はプレゼンの場に女装し、ジュエリーを身につけて現れました。周囲は唖然としましたが、彼の語りに一気に引き込まれていったのです。
19日 4091 真逆に考えてみよう
「売る→売らない」「欲しい→欲しくない」「美味しい→不味い」「明るい→暗い」「赤ちゃん→老人」………ニーズの、感情の、対象の真逆から考えてみよう。例えば、売らない書籍、欲しくないジャケット、不味いビール、暗い電球、老人用のおもちゃなど。真逆の対極からアイディアが生まれてきます。
20日 4092 刷り込まれた考えを取っ払おう
お子様ランチはあるのに、なぜ老人ランチはメニューにないのか?児童公園はあるのに、なぜ老人公園はないのか?女性専用車両はあるのに、なぜ男性専用車両はないのか?………刷り込まれた考えを取っ払おう。実は老人ランチ、老人公園、男性専用車両はすでに存在します。アイディアってすごい。
21日 4093 ストレスを発散しよう
ストレスはアイディアの大敵です。イライラしたり、塞ぎ込んでいるといいアイディアは生まれません。ストレスフリーが理想ですが、なかなかそれは難しい。大事なのは自分のストレス状態を知ることです。このレベルになったらヤバいというストレスポイントを把握し、上手にストレスを発散しましょう。
22日 4094 自由に妄想をしよう
実現する根拠が一つもなくても構いません。やりたいことを自由に妄想してみましょう。例えば、紅白歌合戦のプロデューサーになったつもりで、世界中のアーティストから誰を選出するのかを考えてみてください。映画監督になったつもりで、新作のキャスティングをしてみてください。
23日 4095 小さく切り分けよう
大きな市場を小さく切り分けることでアイディアが生まれてきます。総合書店を切り分けると、コミック本、絵本、ミステリー小説、料理本など、小さい市場の集積でできていることがわかります。これをさらに切り分けよう。例えば、90年代コミック、動物の絵本、北欧ミステリー、アウトドア料理………。
24日 4096 時間軸で考え直してみよう
使用場面が固定している商品やサービスは時間軸で考え直しましょう。朝昼晩、一週間、春夏秋冬、それぞれの年代、誕生から死までの人生………大きい市場で考えるのではなく、場面ごとの小さな市場に置き直すことで、商品やサービスを変えなくても、新しいニーズを見つけ出すことができます。
25日 4097 弱点をプラスにひっくり返そう
糊付の付箋「ポスト・イット」を開発したのは米国の3M社。同社の研究員が強力な接着剤を開発中に非常に弱い接着剤をつくりだしてしまいました。別の研究員はその弱い接着剤を本の栞(しおり)に応用することを思いつきました。それが貼って剥がしてまた貼れるポスト・イット誕生のきっかけです。
26日 4098 ブレストをしよう
ブレストのやり方………参加者は与えられたテーマに対して、自由に発言をします。そしてその自由な発言を記録していきますが、発言に対して批判や否定をしてはいけないというのが基本ルールです。反対意見があったらそれを述べるだけで、他の参加者が出した意見に対する批判であってはいけません。
27日 4099 オズボーンのチェックリスト
アイディアの出し方を体系的に研究したアレックス・オズボーンが、アイディアに困ったときに自問自答していた「オズボーンのチェックリスト」………「転用」「応用」「変更」「拡大」「縮小」「代用」「置換」「逆転」「結合」………この9つのチェックリストで仮説を立ててみましょう。
28日 4100 成功事例を真似しよう
「真似る」ことは「パクる」こととは違います。いま自分がアイディアを出そうとしている分野で、既に大きな成果を上げている人の方法を、よく分析し、共通項や一定のルールを探し出すことが「真似る」の本質です。この共通項や一定のルールのなかにアイディアのタネが潜んでいます。
29日 4101 すかさずメモしよう
小さなメモ書きからビッグアイディアが生まれることがよくあります。「おっ、これいいな」と思ったときには、紙でもスマホでもすかさずメモ。メモすれば忘れても構いません。そして複数のメモを眺めていると、いろいろな組み合わせが浮かんできます。眺める時間は計画的に作る必要があります。
30日 4102 能力ではなく技術
アイディアの創出に近道やショートカットはありません。今月述べてきたなかから自分に合う方法を見つけ出し、それを愚直に実践するしかありません。アイディアを生み出すのは能力ではなく、一種の技術です。どんなときでもアイディアを生み出せる力を身につけましょう。