ブランディング事例 -株式会社 米三- | 株式会社クエストリー | 小さくても光り輝くブランドになる 

CASE 05 カルチャー立案プロジェクト チームマネジメントプロジェクト

みんなが主役
小さな主役が集まる米三づくり

株式会社 米三(富山県富山市)
常務取締役 増山隆さん

家具・インテリア・雑貨の小売り

米三ホームページ

https://komesan.co.jp/

人材に特化したプロジェクトで社内改革を推進

当社は1848年の創業以来、さまざまな変化の波を被りながら、時流に適応し、事業を営んできました。現在は「ALL FOR THE CUSTOMER すべてはお客様のために」を経営理念に掲げ、総合ライフスタイルストアとして歴史を刻んでいます。

具体的な事業は、富山県・石川県を中心に5つの店舗事業、Eコマース事業、法人営業事業、新築・リフォーム・インテリアの設計、監理、施工事業などを展開しています。社員数は正社員、パートを合わせて149名(2022/5/8時点)です。

老舗企業に見受けられる傾向の一つに、過去の成功に縛られ、革新への歩みが遅くなることが挙げられます。弊社も同じような課題を抱えていました。また、価値観の変化を受け入れられる多様な人材の採用も差し迫った課題でした。

主体的に働く人材と環境をつくるためのプロジェクト

これらの課題の重要性はわかっていても、緊急事項が優先され、どうしても後送りになりがちです。しかし、時代の変化を考えると、人材の力が競争を左右することはいうまでもなく、課題解決はもう待ったなしだなと感じていました。

そこで以前からお付き合いのあったクエストリーさんとともに、自分ごととして主体的に働く人材と環境をつくるためのプロジェクトを2019年に立ち上げました。まず着手したのは小売部門での「カルチャーづくり」でした。

「イノベーションはカルチャーから始まる」という櫻田社長の言葉が刺さり、米三で働く一人ひとりが自分の持っている力を存分に発揮できるための独自のカルチャーを創り上げるプロジェクトが動き出しました。

カルチャーは「みんなが主役〜小さな主役が集まった米三づくり」

まずは実施したのは約80名の社員が参加した「マシュマロチャレンジ」というチームビルディングのワークショップでした。社員が笑顔で取り組んでいる様子を見て、これが仕事で発揮されれば最強のチームができると感じました。

しかし、カルチャーの創造は簡単ではありませんでした。クエストリーさんのナビゲーションでプロジェクトメンバーと何度も話し合いを重ねました。並行して行なったのは、社内の問題意識を整える「現場改革ミーティング」でした。

6ヶ月間をかけてたどり着いたカルチャーは「みんなが主役〜小さな主役が集まった米三づくり」。これを共有するための8つの行動のロードマップも作成しました。社員が主体的に取り組めるベースができたことが大きな成果です。

評価制度、成長支援、給与体系をつなぎ合わせるプロジェクト

現在取り組んでいるのは、評価制度、成長支援、給与体系の3つをつなぎ合わせる全社プロジェクトです。4名の取締役と人事総務部のスタッフ、そしてクエストリーさんとともに組み立てを行なっています。

カルチャー同様にこちらも簡単には解決できない課題ですが、米三のブランド力を高めるためには、不可欠の要素だと信じています。コロナ禍で多くの企業がビジネスモデルの見直しを迫られています。

その多くは既存ビジネスの見直しや新規事業の創出であり、人材が力を最大限に発揮するためのビジネスモデルの見直しはまだまだ手薄です。そこに着手できていることは、大きなチャンスだと思っています。