小さな会社のためのブランディングの基本100 THEORY
小さな会社が生き延びられる領域を見つけ出す
「誰を対象とし、どの領域で、どのような価値を提供するのか?」これに答えを出すことは、ブランディングの基本です。そのためには、「対象者の絞り込み」、「領域の設定」、そして「提供価値」の3つを考える必要があります。
お客さまが商品やサービスを支持し、それに対して喜んで対価を払ってくれる領域を明確にしましょう。大手がやらない、できないところこそが、小さな会社が勝ち残れる領域です。何としてもここを見つけ出しましょう。
領域を見つけるために、あなたの会社が持っている優位性を洗い出してください。目に見えるもの(技術力や特定のノウハウなど)だけではなく、目に見えないもの(柔軟な対応力や深い信頼関係など)も優位性の要素となります。
独自の領域を作り出せる「優位性=価値のタネ」を見つけたとしても、それを支持してくれる人がいなければ、ただの自己満足で終了します。その価値タネを必要とする人々がいて、共感やサポートを得ることで、初めての優位性が光ってきます。