小さな会社のためのブランディングの基本100 THEORY
小さな会社は変化に対応しやすい
大企業は縦割り組織になりがちで、各部門の意見調整に時間を費やしてしまいます。結果的にリスク回避の意識も強くなります。一方、小さな会社は、組織の壁が少ないため、すぐに膝を突き合わせて議論し、迅速に変化へ対応できます。
朝令暮改は当たり前ととらえ、常に変化し続ける姿勢そのものが、大きなリスクを回避する最大の武器になるのです。さらに、小さな会社では、大企業のように面倒な稟議書を作成したり、社長の承認を何度も得たりする必要はほとんどありません。必要な情報をすぐに共有し、今後の行動に移すことができます。
社長と社員の距離も近いため、経営者の想いやビジョンが直接伝わりやすく、社員同士がしっかりと理解し、一体化しやすいのです。この迅速な決断力と社内の一体感は、競争環境の激しい市場で大きなアドバンテージとなります。