ブランディングメール 2024年12月 | 株式会社クエストリー | 小さくても光り輝くブランドになる 

ブランディングメール 2024年12月

1日 4825【新たな地図を描く】
今月のテーマは「読書は経営の地図」。 地図は目的地までの道順を示してくれますが、不確実性が高いいまは、既存の地図はあてになりません。自分で新たな地図を描き直す必要があります。 そのときの有効な手段が「読書」です。
2日 4826【経営者には読書家が多い】
経営者は多忙な日々を送っていますが、わざわざ時間を割いて、読書をする人が多いといわれます。 情報収集だけなら、ネットや生成AIの方が、便利で早いのですが、読書にはそれらとは異なる要素があります。 明日から、経営者に読書家が多い理由やお勧め本を述べていきます。
3日 4827【方向性を示す】
「読書は経営の地図」という表現は、読書が経営に重要な示唆を与えてくれることを意味しています。 示唆の一つは「方向性を示す」。 経営者には、未来を見据える力が求められます。 読書から得られる知識や洞察、他の成功事例などが、自社の目指すべき方向性を明確にする助けとなります。
4日 4828【複雑な状況を整理する】
経営には、多くの変数が絡み合う複雑な状況が付き物、進むべき道が見えなくなる瞬間が必ず訪れます。 読書から得た知識や先人の教えは、困難な状況でも「何を基準に選択すべきか?」を教えてくれます。 他の成功や失敗を知ることも、目標に到達するための道筋となります。
5日 4829【お勧め本:ビジョナリーカンパニー②飛躍の法則】
シリーズ全5巻のなかで最も学びがありました。 400ページ超えですが、読みやすい文章です。 「偉大な会社になるには、一朝一夕ではなく、規律を持って少しずつやれることをやるうちに、いつの間にか偉大になっていた」、まさにブランディングです。
6日 4830【選択肢を広げる】
地図には複数のルートが描かれており、目的地に到達するために最適な経路を選ぶことができます。 読書も同様に、多様な知識や成功事例、失敗からの学びなどを提供し、複数の選択肢を与えてくれます。 「もう限界だ、打つ手がない」と思い込んでいる人にこそ、読書はお勧めです。
7日 4831【未知の領域を知る】
地図には自分の知らない地域が描かれています。 読書もまた、自分が知らなかった業界の動向や、過去の経験では見えなかった未来の可能性を教えてくれます。 未知の領域を知るためには、好きなジャンルだけでなく、普段自分が選ばないような本を手に取ることをお勧めします。
8日 4832【お勧め本:自分で「始めた」女たち】
全米で30万部記録。 副題の「好きを仕事にするための最良のアドバイス&インスピレーション」の通り、112人の女性たちのカラーフォトとインタビューで構成されています。 「人生に正解なし、いちばん惹かれる、いちばん楽しい道を歩めばいい」という言葉に納得。
9日 4833【リスクを軽減する】
地図を持たない旅も良いのですが、油断すると、危険なルートを選んだことで、身の危険を感じるようなリスクが生じます。 経営でも、不要なリスクはできる限り避けたほうが良い。 読書によって、さまざまな知識を得ることで、無計画な意思決定による失敗のリスクを軽減できます。
10日 4834【戦略的思考と判断力を養う】
旅する人は、地図を見ながら、自分の進むべき道を選択します。 同じように、読書という経営の地図が、自分のものになることで、長期的なビジョンを描き、戦略的に考える力が育まれます。 同時に、現状を正しく認識し、次に進むべき道を選ぶ判断力も強化されます。
11日 4835【お勧め本:「当事者」の時代】
膨大な情報のなかから何を信じたら良いのか? 一つの方法は、信じられる人を定期的にチェックすること。 著者の佐々木俊尚さんはその一人です。「いつから日本人の言論は当事者性を失い、弱者や被害者の気持ちを勝手に代弁するマイノリティ憑依に陥ってしまったのか」。
12日 4836【自己を見つめ直す】
自分を見つめ直すは、地図を片手に、見知らぬ土地を旅すること。 できれば、自分の常識が通じないところがお勧めです。 経営環境が日々変化するなかで、読書は継続的に学びを得る手段です。 経営者としての知見やリーダーシップを強化し、自分自身を見つめ直すきっかけになります。
13日 4837【深い問いを投げかける】
読書は、自分の内面に目を向けるきっかけとなります。 とくに、哲学書や文学作品などは、「自分は本当にこれで良いのか」「何を大切に生きるべきか」といった根本的な課題を投げかけます。 当たり前だと思っていた価値観が、読書を通じて、ひっくり返されることは多々あります。
14日 4838【お勧め本:「仕事ができる」とはどういうことか?】
楠木建氏と山口周氏の二人の対談集、ハウツー本ではありません。 本書では、仕事ができる人のことを、「この人ならなんとかしてくれる人」と定義しています。 さらに、「この人じゃないとダメだ」「余人をもって代えがたい人」だと語っています。
15日 4839【反省と成長を促す】
読書の途中で、自分の行動や考え方の未熟さに、はっとさせられたことがあります。 弱点や改善点を指摘され、落ち込むときもありますが、この気づきは大事です。 なぜならば、自分の成長を促すきっかけになるからです。 読書を通して、師匠と呼べるような著者と出会えれば幸せですね。
16日 4840【書店に足を運ぼう】
今月のテーマは「読書は経営の地図」。 僕は書店が好き、Amazonでの購入が多いのですが、書店にもよく足を運びます。 書棚を眺めていると、読んだことのない本がたくさんあることに気づきます。 そのなかの一冊を手に取ることで、新しい経営の地図に出会えたことが何度もあります。
17日 4841【図書館を利用しよう】
図書館の蔵書は市民の共有財産ですから、活用しない手はありません。 無料で借りられるのですから、当たり外れがあっても気になりません。 滅多に読まないジャンルのコーナーをめぐり、気になる本は迷うことなく借りましょう。 そのなかに、おっと思えるような、当たりがあります。
18日 4842【お勧め本:社長の言葉はなぜ届かないのか?】
著者は、経営者の言語化・コンテンツ化をサポートしている竹村俊助さん。 「はじめに」の冒頭の「経営者の言葉が届かなくなった瞬間、会社は緩やかに死に始めます」にドッキリして購入した一冊です。 ていねいで、わかりやすい内容に納得しました。
19日 4843【読んだ本を言葉にする】
たくさんの本を読むことで、インプット量は圧倒的に増えます。 同時にアウトプットすることが必要です。 なぜならば、読んだ本を言葉にすることで、記憶に定着し、理解が深まります。 自分だけの読書記録もいいのですが、せっかくならば、ブログなどに書いてみましょう。
20日 4844【スマホや携帯に一定時間触れない】
「本を読む時間が取れない」という声が少なくありません。 反面、スマホや携帯の使用時間の多さに驚かされることがあります。 電車内でも、ほとんどの人が画面を見ています。 一日のなかで、意図的にスマホや携帯に触れない時間を作り、本を読む時間に当てましょう。
21日 4845【お勧め本:「当たり前」を疑う100の方法】
「はじめに」に書かれているのは、「イノベーションを起こすには当たり前を疑うしかない」。 当たり前を疑うノウハウが、100通り紹介されています。 哲学がベースですが、難しくはありません。 「こんな感じで使ってみよう」というガイダンスも参考になります。
22日 4846【自分にふさわしい時間帯を設定する】
人によって集中力が高まる時間帯は異なります。 早朝が向いている人もいれば、就寝前がいい人もいます。 自分の体調や生活習慣に合わせて、最適な読書の時間を設定しましょう。 最初は大変かもしれませんが、習慣になってしまえば、無理なく継続できます。
23日 4847【お気に入りの場所を見つける】
読書に集中できるお気に入りの場所を見つけましょう。 僕はスタバを読書の場所に選ぶことが多いのです。 相性がいいのだと思いますが、周囲の会話や雑音も気にならず、読書に集中できます。 手強い本をじっくりと読みたいときには、スマホの電源も落とします。
24日 4848【お勧め本:競争しない競争戦略】
早稲田ビジネススクールの教授、山田英夫さんの著書です。 環境激変下で生き残るための選択肢として、「ニッチ」「不協和」「協調」の3つを解説しています。 2015年の出版ですので、事例には変化がありますが、まったく色褪せない内容、中小企業の経営者の必読書です。
25日 4849【問題解決能力という知性】
読書から得られるのは、「知識」ではなく「知性」です。 知識は「何を知っているか」ですが、知性は「どのように、それを使うか」です。 言い換えれば、「問題解決能力」が知性です。 「複雑な問題を解決する思考力」と「新しい状況に適応する能力」を身に付きましょう。
26日 4850【古典は無条件で素晴らしい】
古典というと苦手意識が働き、敬遠したくなります。 確かに、読みにくいものもありますが、教科書に出てくるような古典名作から、手をつけてみてください。 例えば、夏目漱石の『吾輩は猫である』『それから』などは、読みやすく、同時にあれこれと考えさせられる小説です。
27日 4851【お勧め本:経済成長なき幸福国家論】
平田オリザさんと藻谷浩介さん対談集です。 副題に「下り坂ニッポンの生き方」とあるように、「成長はしないけれども貧乏にならない」方策を、具体例をあげて、明るく示してくれる内容です。 随所に目から鱗のような言葉が登場し、思わず手を打ちたくなります。
28日 4852【おもしろくない本は閉じる】
「一度読み始めたら、全部を読み切らなければ」と思っている方が少なくありません。10ページほど読んで、おもしろくなければ、無理して読む必要はありません。いまは読む本ではないと思った方が、ストレスを感じません。いつかまた、開くまで積読でいいのです。
29日 4853【急がずに何度も読み返す】
速読はお勧めしません。「読み急ぎ」はまったく必要ありません。わからないところがあれば、腑に落ちるまで、同じ部分を何度も読みましょう。まどろっこしいと思われるかもしれませんが、急がば回れです。本の内容を血肉化するには、「読み返し」が一番の近道です。
30日 4854【お勧め本:思考のレッスン】
思考の達人、丸谷才一さんが「どうすればいい考えが浮かぶか?」をわかりやすく解説した本です。ハウツー本ではありませんが、物事を違う角度から考えたり、深い視点で考察したりするポイントが書かれています。経営者ならば、一度は目を通すべき一冊です。
31日 4855【安心して進むための地図】
「読書は経営の地図」という比喩は、経営の複雑な旅路において、読書が指針を示し、判断力を高め、未来を切り拓く力を与えることを意味しています。読書によって、安心して進むための地図が得られます。1年間ありがとうございました。2025年もどうぞよろしくお願いします。