ブランディングメール 2023年12月 | 株式会社クエストリー | 小さくても光り輝くブランドになる 

ブランディングメール 2023年12月

1日 4458【観察力の鍛え方】
今年も残すところ1ヶ月。月日もそうですが、変化のスピードの早さに戸惑っていませんか?しかし、諦めたら試合終了ですよ。しっかりと変化を見極めていきましょう。そこで大事になるのが「観察力」です。今月は「観察力の鍛え方」をテーマにブランディングメールをお届けします。
2日 4459【観察で変化の本質を見抜く】
変化のスピードが急速な時代は、物事の変化についていち早く気づいて行動につなげられるかが問われています。ただし、我先にがいいわけではなく、変化の本質を見抜くことです。そのためには事実をよく観察する、これに尽きます。観察!観察!観察!です。
3日 4460【身の回りのことを観察する】
普通は気づかないことに気づく人がいます。常にアンテナを立て、キャッチしたことを観察しているからです。特別な能力のように感じられるかもしれませんが、トレーニング次第です。まずは身の回りの状況や事象を観察しましょう。さまざまな知見や気づきが得られますよ。
4日 4461【気づきを得ようとする能動的な姿勢】
身の回りの状況や事象を注意深く観察するポイントは、「人を見る」「モノを見る」「場所を見る」の3つです。漠然と見るのではなく、相手やモノや場所を観察の対象として意識することと、何かしらの気づきを得ようとする能動的な姿勢が観察には必要です。
5日 4462【思考の回路を開いていく】
いろいろなことに興味関心を持ちましょう。そのためには、閉じた自分だけの世界に身を置かないことです。同じ人たちばかりと話していると、思考は固定してしまいます。普段話さないような人ともコミュニケーションを交わすことで、思考の回路が徐々に開いていきます。
6日 4463【変幻自在の観察力】
固定概念に縛られると、観察の領域が狭くなり、変化を見落としがちです。視座を高くして、視野を広げることで、観察の視点が増大します。例えば、男性目線から女性目線へ、大人目線から子供目線へと変えるだけで、観察が深まります。変幻自在の観察力を身につけましょう。
7日 4464【対象と初めて出会ったと呟こう】
観察力を鍛えるには「客観的に見る」ことが大事です。ポイントは、思い込みを捨てて観察する、過去の経験を排除して観察する、初めて出会った対象として観察する……この3つです。とくに大事なのは3つ目、観察の前に「初めて出会った」と呟きましょう。
8日 4465【病室に掛け時計がない】
ある時計宝石店の社長さんが病気で入院しました。大部屋だったのですが、ベッドのなかで掛け時計がないことに気づき、すぐに院長に提案。翌日には奥さんが掛け時計を納品しました。置かれた状況のなかで、自社に活かせることはないかという観察が生んだ事例です。
9日 4466【ボディランゲージに注目しよう】
「人を観察する」ことは基本中の基本。相手の言葉だけでなく、会話中の表情や身振り手振りといったボディランゲージに注目しましょう。普段とは違う反応や興味や関心を持っている点が発見できます。これによって商談やプレゼンをスムーズに進めることができます。
10日 4467【日常的に周囲の人を観察する】
身に着けているもの、持ち物、髪型、お化粧……観察を通じて、相手の変化にいち早く気づくことでコミュニケーションが深まります。ちょっとした雑談のネタにもなります。いい関係を築くためにも、日常的に周囲の人を観察する習慣をつくりましょう。
11日 4468【定点観測を継続する】
場所の観察のポイントは「定点観測」。例えば、いつも前を通る店を定期的に観察する、スーパーに並んでいる野菜を定期的に観察する、電車の社内の人の様子を定期的に観察する、ネットメディアの冒頭記事を定期的に観察する……小さな定点観察の継続から気づきが生まれます。
12日 4469【一点に集中して細部を見る】
見方を変えることで観察力が鍛えられます。モノを観察するときに「一点に集中して細部を見る」、これはお勧めです。美術館で絵を見るときに行うのですが、解説を見ずに、絵の細部を観察します。すると、そこに作者の意図や目的が見えてくるような気がします。お試しを!
13日 4470【観察と分析の両輪を回す】
観察と分析は両輪の関係です。まずは、偏り、偏見、先入観を排除し、幼子になったつもりで観察しましょう。そして、観察と分析を行ったり来たりさせるのです。これを繰り返すことで、他の人が気づかないような関連性、あるいは矛盾点に気づくことができます。
14日 4471【すぐに記録しなければ忘れてしまう】
観察したことを記録する習慣を身につけましょう。メモ帳と筆記具を用意する(個人的にはこれが一番のお勧めです)、ボイスレコーダーを使う、スマホで撮影する……方法はなんでもいいのですが、すぐに記録しなければかなりの確率で忘れてしまいます。
15日 4472【不明点や疑問点はすぐに調べる】
観察したときに感じた不明点や疑問点はすぐに調べましょう。ネットで検索すれば、名称や由来などの知識は調べられます。それよりも、大事なのはなぜ疑問を感じたのかを調べることです。自分の心の動きを知ることは、観察でとくに重要です。
16日 4473【人間観察のすすめ】
変化のスピードが急速な時代です。物事の変化にいち早く気づき、行動につなげるには「観察力」が大事になります。とくに「人間観察」の習慣を身につけると、小さな変化の兆しをつかまえることができます。五感を通して、人を観察しましょう。
17日 4474【思いこみを排除する】
人間観察のポイントの一つは「思いこみを排除し、目に見えるものだけに着目する」こと。誰しも偏見ともいえる思い込みを持っています。「茶髪=遊び人」「スーツ姿=お堅い仕事」、これらは単なる思い込みに過ぎません。事実は「髪の毛が茶色」「スーツを着ている」です。
18日 4475【対象人物を絞り込む】
人間観察のポイントの一つは「さまざまな人を観ること」。特定の人だけでは変化の流れは見えません。出会う人すべてが観察の対象です。とはいえ、絞り込まないと焦点はボケます。「子供を観察する」「年配の男性を観察する」といったように対象人物を絞り込みましょう。
19日 4476【観察のテーマを設定する】
人間観察だけではないのですが、自分独自の観察テーマを設けましょう。例えば「スマホの利用方法を観察する」「電車のなかで本を読んでいる人を観察する」「帽子をかぶっている人を観察する」などです。これを設定することで、方向性が定まり、観察の精度が高まります。
20日 4477【さまざまな気づきが蓄積される】
観察のテーマを設定すると、自然と対象に目が向かいます。無意識のうちにテーマに関することに五感が働きます。さまざまな気づきが蓄積されることで、テーマを取り巻く条件がつながり、より深い理解につながります。ぜひテーマの設定をしてみてください。
21日 4478【観察の蓄積の違い】
同じ状況を観察したとしても、観察力のある人とない人では「気づく内容」が異なります。これはセンスの問題ではなく「観察の蓄積」の違いです。一つの事実から変化に気づくのではなく、観察を通じて自分のなかの蓄積の引き出しが開き、つながり合い、変化の要因が見えてきます。
22日 4479【量の前に質を重視する】
変化は「質」から始まり、やがて「量」へと転換します。「○○○を身につけている人が多い」という量を観察する前に、「□□□を身につけている人を見た」という質に注目しましょう。「なぜそれを身につけているのか」という理由を想像してみることも大事です。
23日 4480【「なぜだろう」という問いかけ】
「観察から推測へ」というプロセスを大事にしましょう。すぐに推測できなくても、「なぜだろう」という問いかけを持つことです。正しい答えを探すのではなく、自分なりの推測(=仮説)を大事にしましょう。この推測は質が量に転じたときに確信に変わります。
24日 4481【量的な拡大に変わる】
観察を質から量に向けることの意味は検証です。小さな点のような変化が量的な拡大に変わるタイミングを見逃さないようにしましょう。その検証をさらに確固たるものにするには、数字で押さえることです。この段階になると、自社の取り組みにすぐに活かすことが求められます。
25日 4482【オープンなマインドで】
私たちは無意識のうちに自分の価値観とは異なるものを無視しようとします。「自分の感覚とは違う」と思えることであっても、まずはありのままに観察しましょう。オープンなマインドで物事を見つめることで、事実を相対的にとらえることができます。
26日 4483【当たり前に要注意】
当たり前は注意力を下げ、観察力を曇らせます。とくに経験や慣れや常識や既成概念による「当たり前」に要注意です。「ああ、これは自分にとって当たり前になっているなあ」と自覚できるかどうかです。見慣れた風景、身近の人、やりなれた方法をあらためて観察し直しましょう。
27日 4484【スマホを閉じよう】
すぐにスマホを開く習慣がある人にお伝えします。ときにはスマホを閉じて、周囲を観察してみてください。電車の中吊り広告、街ゆく人のファッション、ウインドウに並んでいる商品……小さな生々しい変化に気づくはずです。スマホの画面から伝わるのは加工された知識や情報です。
28日 4485【観察のコミュニケーション】
観察したものを、誰かに自由に語る文化を育てましょう。ネット情報やメディア報道で得たものよりも、五感を通して観察したものは生々しい力を持っています。「それならば私も気づいてことがある」……そんなコミュニケーションが変化への適応力を育てます。
29日 4486【観察力が鈍ってきたときの対処法】
まずは自分の好奇心を刺激する場所に身を置きましょう。好奇心から観察力が発動します。反対にこれまでの自分が避けてきた場所にも身を置いてみてください。避けてきたことは、見方を変えると初めてだらけです。「観察力が鈍ってきた」と思ったらお試しください。
30日 4487【生々しい情報を手に入れる】
膨大な情報が溢れるいまは、幅広い情報をいつでも簡単に手に入れることができます。しかし、情報が溢れれば溢れるほど、実感は乏しくなり、本当の価値ある情報を得るのは難しくなります。反面、自分が観察して手に入れた情報は生々しい実感を持っています。
30日 4488【観察力の4つの力】
観察力には「周りを見る力」「変化に気づく力」「本質を見抜く力」「対策を立てる力」の4つの力が備わっています。この4つの力を鍛えることで、同じ状況を見たとしても、人とは違うことに気づくことができます。その気づきの本質を突き詰めると、次の打ち手が見えてきます。
31日 4489【自分の世界を広げる】
人は自分が気づいた範囲内でしか、考え、判断し、行動することができません。観察力は自分自身の世界を広げ、深めるために極めて重要な能力なのです。特別なコストや能力も必要としていません。観察力の向上は本人の実行にかかっています。意識して観察力を磨きましょう。