ブランディングメール BRANDING MAIL
ブランディングメール 2023年2月
- 1日 4155 【立ち位置の明確化】
- 今日から2月、世の中は日々変化しています。生き残るには変化に柔軟に適応しなければなりません。その一つがデジタルシフト。そのシフトに大事なのは自社の「立ち位置の明確化」です。デジタル化は方法論であり、自社の立ち位置が不明確なまま導入しても効果は生まれません。
- 2日 4156 【競争優位の立ち位置探し】
- 立ち位置の明確化を競合との差別化と考える方が少なくありません。一般的には2軸のポジショニングマップで分析しますが、競争のない、あるいは少ない競争優位の立ち位置はそう簡単には見つかりません。仮にあったとしても、市場規模が小さいというケースが目立ちます。
- 3日 4157 【顧客を見据える】
- 多くの経営者が自社の競合を気にしますが、立ち位置の明確化で気にしなければならないのは「顧客」です。当たり前のことなのですが、これがなかなかできません。競合との差別化は一度脇に置きましょう。それよりも顧客をよく見つめることです。業績は顧客の支持の結果です。
- 4日 4158 【目指すべき顧客を絞り込む】
- 立ち位置で大事なのは「目指すべき顧客」を明確にすることです。全部の人に好かれたいと思ってもそれは無理、やはり絞り込みましょう。顧客を絞り込むと客数が少なくなると心配される方がいますが、顧客を広げて自社を見つけてもらえないのとどちらがよいでしょうか。
- 5日 4159 【どう思われたいのか】
- 立ち位置を明確にするには、目指すべき顧客の絞り込みが大事です。次にその顧客にどのようにイメージされたいのかを考えてください。言い換えれば、何を売り物にするかです。売り物というと商品を考えがちですが、そうではなく、目指すべき顧客に「どう思われたいのか」です。
- 6日 4160 【会社のイメージは?】
- 目指すべき顧客にどのようにイメージされたいのか?あなたの会社のイメージを考えてください。早い、ていねい、正確、自由、低価格、高価格、おもしろい、楽しい、シンプル、複雑………挙げていくとさまざまですね。それらのなかで「どう思われたいのか」、これの明確化です。
- 7日 4161 【吉野家の「うまい、安い、早い」】
- 牛丼の吉野家の看板には「うまい、安い、早い」と書かれています。しかし、創業時から回転率を高めることで、急成長を遂げた1970年代までは「早い、うまい、安い」でした。経営破綻後に新しい経営陣が選んだのは、「早い」と「うまい」をひっくり返すことでした。
- 8日 4162 【現在はどう思われているのか】
- 「目指すべき顧客から、あなたの会社はどのようにイメージされたいのか」、それを考える際に大事なのは現在のイメージの検証です。わかっているようでいて、案外わかっていません。こうありたいと思っても、現実と大きくかけ離れていれば支持は生まれません。
- 9日 4163 【イメージの要因探し】
- 自社のことを目指すべき顧客にこう思ってもらいたい………これが立ち位置の確立ではとても大事です。現実はイメージとの間にギャップがある。でも大丈夫、がっかりする必要はありません。現実のイメージを生み出している「要因探し」をすればいいのですから。
- 10日 4164 【ギャップを生み出す要因を捨てる】
- 目指すべき顧客にこう思ってもらいたい。しかし、現実は違っている。ギャップを生み出している要因を探し出しましょう。探し出した要因は修正可能なのか。修正が難しいと思うのならば、顧客に思って欲しいイメージに近づけるには思い切って捨てることです。
- 11日 4165 【俯瞰して客観的な視点でみる】
- 経営を俯瞰して客観的な視点で見る癖をつけよう。例えば、事業規模を大きくしたいと考える人もいます。小さくても中身の濃い経営をしたいと考える人もいます。良い悪いではなく、自社ならばどちらを目指すのか、それが問われています。当然、立ち位置は変わってきます。
- 12日 4166 【会社が保有している習慣】
- 自社の立ち位置は知らないうちに生まれます。もちろん、それを生み出した要因があります。その要因の多くは無意識のうちに生まれたものです。とくに会社が保有している習慣のようなものがそれを決めます。自社が無意識に行なっている習慣的なことを洗い出してください。
- 13日 4167 【いつも新品を使う】
- 宝飾品メーカーの社長の言葉です。「送ってくる荷物の箱の状態でその会社の姿勢がわかる」。「何度も使いまわしたダンボール箱は雑な仕事を感じさせる」そして続いてこう語りました。「だからウチの会社はいつも新品を使う」、小さなことから立ち位置のイメージは生まれます。
- 14日 4168 【経営者自身がふさわしく】
- 「目指すべき顧客にこう思って欲しい」と願うならば、経営者自身がそれにふさわしくなることです。なぜならば経営者が持っているイメージは強く印象に残るからです。堅実といいながら、流行り物やトレンドにすぐ飛びつくようでは、その会社の立ち位置は曖昧になってきます。
- 15日 4169 【やらないことを決める】
- 立ち位置を明確にする手段の一つは「やらないことを決める」。やることは解釈次第で広がっていきます。しかし、やらないことを決めることで、合わないものが排除され、焦点が絞らます。取り組みはシンプルです。まずは社長自身が「やらないことを宣言」すればいいのです。
- 16日 4170 【エリアから見つける】
- あなたが立脚する市場はどこですか。市場を大きくとらえると、それは見えてきません。市場を細分化してみましょう。細分化の方法の一つは「エリア」です。国内か国外か、東京都か北海道か、アジアかヨーロッパか………どこで勝負をするかで立ち位置が決まります。
- 17日 4171 【目指すべき顧客の特徴から見つける】
- 立ち位置を見つけ出す市場の細分化の方法です。今日は「目指すべき顧客の特徴」。年齢、性別、家族構成、職業、収入、学歴、ライフスタイル、価値観、購買動機、購入の特徴(回数・頻度・プロセス)などから、対象とする顧客を絞り、立ち位置を明確にしてください。
- 18日 4172 【強みが発揮できる立ち位置】
- どのエリアの、どのような顧客を対象とするかで、細分化された市場が見えてきます。その市場に対して、自社はどのような商品やサービスの提供で立ち位置を得るのかを明確にしましょう。もちろん、商品やサービスは強みが発揮できるものであることはいうまでもありません。
- 19日 4173 【支持を得られる強みの商品やサービス】
- 競争が少なく、市場規模が期待できる市場があったとしても、そこで支持を得られる商品やサービスが自社になければ手を出さないことです。仮にあると思っても、それは自社の本当の強みかどうかの判断が必要です。過大評価は必ず負け戦につながります。
- 20日 4174 【マッチングから立ち位置を決める】
- 自社の目指すべき市場、そこで支持を得られる強み、この二つのマッチングから立ち位置は決まります。前者を定めてから後者がはまるかの検討も方法ですが、後者をじっくりと整理し、それが力を発揮する市場を探すという方法もあります。両方から検討してくださいね。
- 21日 4175 【二つの誤り・その1】
- 経営者は欲張りです。自社の強みが発揮できる市場を見つけ出しても、二つの誤りをおかします。一つはその市場でより優位な立ち位置を得ようとして、本来の自社の強みではない商品やサービスも投入することです。これは結果的に、自社の価値を弱めてしまうことにつながります。
- 22日 4176 【二つの誤り・その2】
- 自社の強みが発揮できる市場を見つけても、ときに二つの誤りをおかします。その二つ目は、せっかく絞り込んだ市場を広げようとすることです。自社の強みである商品やサービスは、広げた市場では支持されない可能性が高いのです。結果的には自社の価値を弱めてしまいかねます。
- 23日 4177 【自社の強みの再確認】
- どうも顧客の支持が下がったように感じる、市場の反応がいま一つだ、施策に手詰まり感がある………そんなときは自社の立ち位置がぶれている可能性があります。まず取り掛かるべきは「自社の強みの再確認」です。同時にこれは「自社の弱みを確認」することにもなります。
- 24日 4178 【変化に置き去りにされた強み】
- 自社の強みには賞味期限があります。目の前の対策に手を取られるあまり、時流の変化や顧客の変化に、自社の強みが不適合を起こしているのに気づかないことが多いのです。変化に置き去りにされた強みは劣化を起こします。強みの微調整や強みそのものの見直しが急務です。
- 25日 4179 【スイートスポット】
- 魅力的な商品やサービスがあるのに、成果がいまひとつという会社は立ち位置に問題があります。本来の強みを発揮できない立ち位置を選んでしまっているからです。強みを発揮できるところを「最高の立ち位置=スイートスポット」と呼びます。スイートスポットは見つかりましたか?
- 26日 4180 【あなたはどのタイプ】
- 立ち位置が好きでも、強みが活かせなければ「下手の横好き」。立ち位置が好きでなく、しかも不得手ならば「空回りの苦労人」。立ち位置が好きでないのに、強みを持っているのは「優秀な不幸者」。自社の強みを活かせる立ち位置、つまり「スイートスポット」を見つけよう。
- 27日 4181 【立ち位置の変更】
- いまの自社の立ち位置が自社の強みを発揮できなければ、勇気を持って立ち位置の変更を行いましょう。一気に行うと失速する可能性がありますので、顧客変更、エリアの変更など、それぞれの細分化を精査し、小さなテストを繰り返し、最適な立ち位置を探り出しましょう。
- 28日 4182 【立ち位置を絞り込んでNO.1に】
- NO.1にならなければ認知されません。「小さな会社にとっては無理な話」と思っていませんか。立ち位置大きく広げると、当然競合も増えてNO.1の道は遠くなります。しかし、立ち位置を小さく絞り込むと、NO.1の可能性が生まれます。小さく生んで、結果的に大きく広げることです。